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 もし私たちが記念碑的な民謡の昔の光が民族全体にくまなく照りわたるように、と思うなら、民謡のシステムと精神にのっとって書かれた、しかし、音域が狭くリズムの易しい曲をもって子ども達に出発への起点をあたえてやらなければならない。そうでなければ、彼らは、今日の流通している音楽教材によって育てられつつ、みずからの民族の、いちばん古い、大もとの音楽を奇異なものと感ずるであろうし、現在、そう感じてもいるのだ。なぜなら、ディアトニックから出発して、何か例外的な、奇妙なものでもあるかのように、のちになって5音階(ペンタトニック)にバックするのは、ゆがんだメトードといわれなければならない。いまだに、5音階の音楽を全く無視している教科書や教則本が一般に使われていることについて、ここでは語るまい。私たちにとっては、これ以外には、他にどのような礎石も考えられないのだ。また、合理的な教育では、単純なものから、より複合的なものに向かって進むのがふつうではないか。外国のものであり、時代遅れでもあるメトードに70年間仕えてきた、文化的にいわば奴隷のような人々にとっては、これをやってみることは至難なことかもしれない。しかし私たちはすべての向上を望む教育者が、この私たちの直面している過渡期を、より短くし、より混乱の少ないものにするために、自分なりの力を惜しまないことを希望したい。                    
(中川弘一郎訳『コダーイ・ゾルターンの教育思想と実践』
333のソルフェージュあとがきより

IMG_0464音楽教育に於ては, 〈こどもの自由な即興的表現を第一義的に考えなければいけない〉という主張が,今日述べられています。この主張を正当化する拠りどころになっている“創造性と身体運動” という “切り札”の内容を検討する必要ががありましょう。そこでは両者共,模倣に基盤が置かれています。教師の示したものを,こども達は自分の思うように模倣し,それが教師によって形を整えられたり手直しされたりして作品となるというやり方の音楽教育(これをも教育と呼ぶとすれば)は,必然的にディレッタンテイズムへの途に向かわざるを得ないと私は考えます。そのような教育の中で表われる才能というのは, よい環境をしつらえて,やっと一寸だけ表われてきたみせかけのものであるにすぎないものを,そのこどもも,両親も錯覚して,恰も”作曲家”,”創作家”になる才能の表われであるかのように思う という程度のものなのです。教育用楽器を用いて即興的な表現を意図するメソッドにしても、ある一定の枠があるとは言え,同じような問題をもっています。きまりきった形のオステイナートやパイプ風の持続音は, それを音楽構成の主要な要素として位置づけてしまうと,すぐに機械的で退屈なものになってしまいます。耳に強く響くそのパターンは,特に歌と共に演奏される時には, その声の部分の澄んだイントネーシションをこわしてしまいます。しかも楽器は, どんなに高価なものでも、しばしば音程が狂ってしまいます。もしそのままで弾いていれば,こどもはいつも濁って不確かな, ごちゃごちゃした響きを聞くことになり,耳に悪い影響を残します。こどもが, 自分で調整出来ない音程の悪い楽器を使ったときには、自分の声と楽器を同じ音高(ピッチ)に保つことが出来ず,声と楽器とはいつも違った音高になってします。アカペラでうたうときには,正確で爽やかな音高で音楽をすることが出来るのに対して,歌唱が充分に行なわれず,あまり多く器楽を用いすぎると,耳の訓練に最も重要な部分が,その音楽教育から欠落してしまうのです。

(全音楽譜出版社、セーニ・エルジェーベト著(谷本一之、中川弘一郎 共訳)『コダーイシステムとは何か』P.113より)

IMG_1026    私たちの民族の音楽的素材を数百年,いえ, さらには数千年にもわたって守ってきたのは, うたうことを愛するハンガリーの農民の伝統でした。その心においてハンガリー人であり, その音楽的教養においてヨーロッパ人であった2人の天才,コダ
ーイ ゾルターンとバルトーク ベーラは、今世紀のはじめ、音楽の教養といえば西欧的でしかありえなかった少数の上流知識階級を、民族のうたを愛し、うたい続けてきた民衆の広い層に近づけ、教養の高い階級をよりハンガリー的にし、ハンガリーの伝統を守ってきた階層をより高い音楽的教養にひきあげる,、ということを生涯の仕事の目的にかかげました。
  こうして2人は、民謡を採集し、それを学問的に整理,分類する仕事をなしとげ、作曲家としては,作品の中に民謡をとりあげ,、あるいは民謡のふしのある部分、特長的なリズム、興味ある構造などを活用し、民衆の伝承ともっとも近代的な芸術音楽の表現方法とを結びつけることに成功しました。
   コダーイはさらに,若い人たちの音楽的教養の問題にも注目し、こどものときに正しい音楽的教養の第一歩をふみだすことの大事さを強調しました。

(全音楽譜出版社、セーニ・エルジェーベト著(谷本一之、中川弘一郎 共訳)『コダーイシステムとは何か』より)


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